
こんにちは!デザイン部責任者の平野です。
過去のこちらの記事でも書いたことがあるのですが…

【検索ワードTOP10】デザイナー探しのための制作実績の見方&活用法
日々依頼をする中で相性的にデザイナーとミスマッチだったと感じることはありませんか?
今回はデザイナーごとの得意・不得意、どんな特性があるのかを伝えるために
デザイナーのタイプ診断を考えてみました!
デザイナー選びの際にぜひ参考にしてみてください!
タイプ診断
まず始めに簡単な質問に答えてもらいます!
デザイナーごとの結果はデザイナーごとの個人製作実績ページから確認することが可能です。
ぜひご自身のタイプも診断してみてください。

どれに当てはまりましたか?
ご自身のタイプを覚えておいてください。
ちなみに今回は”デザイナー”タイプとしていますが、デザイン以外においても同じような感覚かな?と思います。
次項でタイプ別の相関関係について解説していきます!
タイプ別相関関係
タイプ診断は「思考方法」と「重要視していること」から診断していて、
下記のような相関図になっています。

全てのデザイナーに当てはまるものではなく、中にはちょうど狭間に当たるようなハイブリッドなデザイナーもいるかもしれません。
また経験を積んでいくことによって、本来の自分のタイプとは違っても難なく対応できるようになっていきます。
なので次項からの解説はあくまで性質・本質的な部分だと解釈してください。
各タイプの注意点
相手のタイプ | やりやすい依頼 | 難しい依頼 | 依頼のポイント |
---|---|---|---|
芸術家・アーティスト (感覚 × 表現) | 〇「世界観をこんな雰囲気にしたい」 〇「自由に発想して、このイメージに合う表現をお願い」 〇「こんな感情を伝えたい。表現はおまかせ!」 | ×「この色・このレイアウト・このフォントで作って!」(指示が細かすぎる) ×「この競合と同じ感じにして」 × 「この課題に対して適切なデザインを作って!」 | 表現の自由度を持たせつつ、伝えたい「感情」や「世界観」を伝える。細かく手段を縛らずに、目的さえ伝えれば、お任せ依頼で本領発揮! |
戦略家・プランナー (理論 × 成果) | 〇 「この年齢層・ターゲットに刺さるデザインを提案してほしい」 〇「このページの反響を上げるにはどうすればいい?」 〇「こういう課題に対して最適だと思うデザインを作って!」 | ×「この色・このレイアウト・このフォントで作って!」(指示が細かすぎる) × 「とりあえずサンプルの感じで!」 × 「このデザインが好きだから、これで!」 | 「課題・目的」など依頼の意図を明確に伝えると説得力のあるデザインが上がります。 デザインの制作意図などを聞くと納得度がよりUP! |
調和型・コミュニケーター (感覚 × 成果) | 〇 「ラフを書いたので、雰囲気よくして作って!」 〇「新規ユーザーに親切なデザインにして!」 〇 「色・フォントはこんな感じでどうですかね?」 | × 「とにかくおまかせで!」 ×「見栄えよく・センスのいいオシャレな感じで!」 × 「とりあえず作ってもらって、あとで修正入れます」 | コミュニケーションを大事にして、打ち合わせやチャットのラリーを多くすると◎。細かく要望を伝えるほど熱心に制作してくれ、「そうそうこれが欲しかった」と納得度UP! |
理論派・コンサルティング (理論 × 表現) | 〇 「今のバナーが気に入らないから改善してほしい」 〇 「色・フォントはこんな感じで!」(細かい指示) 〇 「このイベントの強みを、デザインで適切に表現してほしい」 | × 「とにかくおまかせで!」 ×「とにかくセンスのいいオシャレな感じで!」 × 「理屈は置いといて、目立てばいい」 | なぜそうしたいのか?が明確なほど制作の精度が上がります。 一度の依頼より複数回依頼することで、どんどん精度UP! |
ざっくりですが、各タイプごとにこのような傾向が見られるかと思います。
ちなみにこの表の上のタイプほど「おまかせ依頼」が得意。下に行くほど「指示に沿って忠実に制作」が得意になっていきます。
またデザイナータイプとはいうものの、依頼される方もどのようなタイプかを把握すればスムーズな進行が可能です。
「目的はあるんだけど表現が思いつかない…」
「こんな感じにしたいんだけど、情報を何を載せればいいかわからない」
などなど需要も様々だと思いますので、その紙に適したペンを選ぶ。という感覚でデザイナーを選択してもいいかもしれません。
芸術家・アーティスト

得意なこと
基本的に天才肌であるため、同じ条件の依頼でも他タイプと比べて、思いもよらないデザインが出来上がったりします。自分では思いつかないような想像を超える制作物を望む場合にはうってつけ。他にも競合と視覚的に差別化を図りたい。とにかく印象のいいロゴがほしいなどもピッタリです。
苦手なこと
基本的に自分の土俵で戦うタイプのため、相手の感覚に合わせての制作や、目的に沿った適切な取捨選択は苦手。またかなりの感覚派なため部下や後輩の指導も少し苦手。感覚(感情)や擬音で話すことが多く、相手から共感を得たり、理解を得ることが難しい。
各タイプとの相関

相手のタイプ | 相性 | 対立しやすい点 | うまく付き合うには |
---|---|---|---|
戦略家・プランナー | 対立しやすいが補完関係 | 戦略家は計画重視、芸術家は直感重視 | 目的を伝え、適切な方法や手段を提示してもらう |
調和型・コミュニケーター | 似ているがズレると衝突 | 芸術家は表現を重視、調和型は周囲との調和を優先 | 相手の求めるものを少し意識すると円滑に |
理論派・コンサルティング | 補完し合える関係 | 理論派は論理重視、芸術家は感覚重視 | 理論派の説明を受けつつ、自分の感覚を伝えると◎ |
戦略家・プランナー

得意なこと
論理的に物事を考え、目的やゴールから逆算してデザインを組み立てるのが得意。視認性やユーザビリティを意識した、効果的なデザインを作ることができる。特にビジネスシーンでは、ターゲットに刺さるデザインや、成果を最大化するための提案をしてくれるため、戦略的なブランディングが必要な場面に最適。
苦手なこと
自由な発想やアート寄りの表現には興味が薄く、「雰囲気だけ」といった感覚的な依頼にも意味を込めようとするため、デザインに遊び心のみを求められると戸惑いがち。合理的な性格で相手の感情に合わせた対応や折衷案のような妥協が苦手。
各タイプとの相関

相手のタイプ | 相性 | 対立しやすい点 | うまく付き合うには |
---|---|---|---|
芸術家(感覚 × 表現) | 対立しやすいが補完関係 | 芸術家は自由を求め、戦略家は計画重視 | ビジョンを共有し、具体的な指示をするとスムーズ |
理論派(理論 × 表現) | 共感しやすいが意見がぶつかる | 戦略家は結果重視、理論派は理屈重視 | 理論派のアイデアを活かしつつ、実行力を活用すると◎ |
調和型(感覚 × 成果) | 一緒に働きやすい | 調和型はチームの雰囲気重視、戦略家は効率優先 | 調和型の「場をまとめる力」を活用すると◎ |
調和型・コミュニケーター

得意なこと
クライアントやチームの意見をしっかり聞き、全員が納得するデザインを作るのが得意。相手の感覚や要望をうまく汲み取ることができるため、多少抽象的なオーダーでもコミュニケーションを取ればうまく形にしてくれる。一貫性や統一感を意識したデザインや、イメージを崩さずに改善するリニューアル案件にも強い。
苦手なこと
周囲の意見に左右され、デザインが無難になりがち。また、明確なビジョンを持つタイプではないため、ゼロから独創的なアイデアを生み出すのは苦手。クライアントの要望がふわっとしている場合、相手に合わせすぎて逆に迷走してしまうこともある。プレゼンや選択の際は「どっちもアリですね…」と言いがち。
各タイプとの相関

相手のタイプ | 相性 | 対立しやすい点 | うまく付き合うには |
---|---|---|---|
芸術家(感覚 × 表現) | 似ているがズレると衝突 | 調和型はバランス重視、芸術家は個性重視 | 相手の個性を尊重しつつ、協調を心がける |
戦略家(理論 × 成果) | 一緒に働きやすい | 調和型はチームワーク重視、戦略家は効率優先 | 戦略家の「ゴール設定」を意識するとスムーズ |
理論派(理論 × 表現) | 学び合える関係 | 調和型は感覚重視、理論派は理屈重視 | 「なぜ」を説明できると良い関係に |
理論派・コンサルティング

得意なこと
デザインの背景や意図を理論的に説明できるため、クライアントやチームメンバーに納得感を与えやすい。デザインにも「正解」を求め客観的な理解を得やすい。データを元にした改善提案が得意で、長期的なブランディング戦略を考える場面にも適している。
苦手なこと
感覚や直感に頼るデザインには不安を感じがちで、エビデンスがないと決断できないことも。また急な方向転換や、意図の分からないままの修正では回数を重ねるほど質が下がることも。会話も「なぜ?」を深掘りしすぎて、相手を疲れさせることもある。
各タイプとの相関

相手のタイプ | 相性 | 対立しやすい点 | うまく付き合うには |
---|---|---|---|
芸術家(感覚 × 表現) | 補完し合える関係 | 理論派は理屈重視、芸術家は感覚重視 | 芸術家の発想を論理的に整理すると◎ |
戦略家(理論 × 成果) | 共感しやすいが意見がぶつかる | 理論派は理論を深める、戦略家は結果を重視 | 実行力を活かして、理屈だけでなく動くことを意識 |
調和型(感覚 × 成果) | 学び合える関係 | 調和型は感覚重視、理論派は理屈重視 | 相手の「空気を読む力」を尊重するとバランスが取れる |
まとめ
今回の試みはいかがでしたか?
デザイナー選びも、ご自身のタイプと合うデザイナーであったり、
苦手を補完させたりなど、スムーズに進めるために相性早見表として活用いただければと思います!
もちろん全てがこれらに当てはまるものではないので、デザイナーも経験を積めば
別タイプが得意とする依頼も難なく対応可能であることも多いです。
まずは在籍デザイナーページから気になるデザイナーが何タイプなのか見てみてください!
それでは!