
こんにちは!デザイン部責任者の平野です。

【第1弾】ヘブンネットのデザイナーに「おまかせ」で依頼してみたら、どんなのができるの?
今回は上記の記事「ヘブンネットのデザイナーに「おまかせ」で依頼してみたら、どんなのができるの?」の内容で、寡黙な職人。ベテランデザイナー田中幹大の場合ならどうなるのか紹介していきます!
まずは自己紹介からしてもらいましょう。
自己紹介
田中:眼鏡をかけていますが視力は両目1.2あります。普段からバナーの文字が見えやすくなっているか、女性が隠れてしまっていないか等注意して作成を心がけています!この「目」で細部までこだわりたいと思います。まだまだ勉強が必要だと感じますが、少しでもバナー作成時の考えについて伝われば嬉しいです!よろしくお願いします!
今回制作したバナー

平野:作ってみてどうでした?
田中:難かしかったですね……。
…
やっぱり…
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…。
平野:え、死にました?笑
今この瞬間寿命つきてないです?
田中:「メイド感をどう伝えればいいのか」を考えましたね。
平野:(急に声がでかい!)笑 じゃ色々聞いていきますね!
制作時に気を付けたこと・こだわり
田中:実は色々と何を聞かれるかシミュレーションしていまして…
「作り出しはどこから始めた」とか…
平野:(棒読み)ツクリダシハドコカラハジメタンデスカ?
田中:ふと思ったら…普段からそうなんですけど、どういったイメージにするかを参考を探して固めました。
作りながら考えると、合わないフォントだったり雰囲気だったり色だったり、全体がまとまらない……。
ちぐはぐなバナーになるので雰囲気を先に固めました。
平野:(ふと思ったら…って文脈的にいるんだろうか…)次のシミュレーションしている質問は何ですか?
田中:「どういったあれですか?」とか…え、いや……
あのーくぁwせdrftgyふじこlp……
……
一旦普通に質問してもらえれば。。。。
平野:笑 じゃあ聞きますね。(本当にTHE職人的な口下手だな~)
他の人たちと比べて写真を引きで使っていますよね?これは何か理由がありますか?
田中:メイドの衣装を全体見せて「メイド」と分かりやすくしたかったからです。
平野:そういうことですね。ちなみに最初に「雰囲気」というワードがありましたが、それを出すのに注意したポイントは?
田中:フォントだったり色だったり、参考にしていた画像があるので、それに沿って「可愛い」感じの雰囲気を表現できればと思いました。
平野:その参考がどんなものかは分かりませんが、「可愛い」的な雰囲気は出せていますね。
田中:それと要望で「メイド服コンセプトであることがわかるように」との事だったので、専門店であることは明確に文字にして記載しました。コスプレの数がどれだけあるか。みたいなものとかもユーザーにとって必要な情報だと思うので、依頼になかったですが、そこは依頼者の方とのやり取りをして、厚みのある情報にできればと考えました。
平野:それは大事ですね。何も1回でやり取りを終える必要はないですからね!
ラリーすることでより必要な情報を補足できることもありますね。(シミュレーションしていない方がスムーズだ…)
田中:女性の名前も普段から入れるように気を付けています。「あ、この子と遊びたい」と思ったユーザーがいた場合、名前がないと探すのが大変なので…。
平野:そういうユーザービリティというか、ユーザーへの配慮もデザイナーとして重要なポイントですね。
レイアウトでは何に注意しましたか?
田中:視線誘導には注意しました。
平野:それは具体的にどのポイントですか
田中:視線がZ型に流れるので、それに沿って情報を配置し、最終アウトプット(リンクボタン)も右下に配置しています。
平野:(返答が端的だな~~。。この辺は次の解説のところで説明しよう。。)
そのリンク先のアウトプットつけたデザイナーは意外と少数派ですが意図は?
田中:ヘブンネットのユーザーはお店ページに入った後、女性ページに遷移する傾向が強いので、せっかくページに訪問したユーザーを離脱させないようにする導線としては、在籍一覧なり、この女の子の詳細ページなりに遷移させるのがいいと考えました。
平野:ふむふむ。そういうことですね!
デザインを解説
職人的な口下手なやりとりでしたね~。分かりにくいポイントを補足で解説します。

①話の中であったZ型の視線というのはWEBサイトにおいて、視線は左図の矢印のように流れます。余談ですがヘッダーとかサイトのロゴとかが左上に配置されている事が多く、リンクボタンなどが右下に多い理由がこれですね。ちなみに右開きの書籍だとN型になります。
②「メイド」「24時間営業」「衣装の種類」「リンク先」と誘導に沿って必要な情報がレイアウトされています。
媒体におけるユーザーの視線誘導の基礎なども意外と知らなかったなんて人もいるんじゃないでしょうか?
専門的な知識って聞いてみると面白いものもありますよね。
どういう依頼が作りやすい?
平野:どんな依頼を出してもらえると作りやすいとかありますか?
田中:参考画像があるのが作りやすいです。
平野:参考ってみんな言いますね。まぁ確かに要望を言語化してイメージを共有するのはデザイナー同士でも難しいですもんね。
田中:そうですね。イメージの相違が出るケースが多いので…。
平野:逆に参考画像さえあれば大丈夫!って感じですか?
田中:もちろん他もあるに越したことはないですけど、キャッチとかレイアウトとかはこちらで提案することが可能なので、デザインのテイストのイメージ・参考が明確なのがいいですね。とはいえ丸パクリは駄目なので、少しアレンジして制作はしますが…。
平野:参考さえ探せば提案してもらえるならいいですね!頼みやすい!
まとめ
今回は田中幹大の制作物を紹介致しました!
田中はナイツというキャバクラ情報誌の立ち上げ時のデザインを引いたりなど、幅広い経験をしてきたベテランのデザイナーです。普段は寡黙にデザイン制作に取り組んでいる姿が印象的です。田中のデスクの近くに行って運が良ければ、だれにも聞こえないようなかすかな小さい声で「助けてー!」と聞こえる事があるとかないとか…(納期が迫っているときに多いとか…)
長年の熟練した技術を持っていて指名でのご利用が多いデザイナーなので、納期の都合が合う方は是非一度ご利用ください!