
こんにちは!デザイン部責任者の平野です。

【第1弾】ヘブンネットのデザイナーに「おまかせ」で依頼してみたら、どんなのができるの?
今回は上記の記事「ヘブンネットのデザイナーに「おまかせ」で依頼してみたら、どんなのができるの?」の内容で、若手ながら技術が高く常に店舗様からの指名も多い倉又麻衣佳の場合ならどうなるのか紹介していきます!
まずは自己紹介!
自己紹介
倉又:クラマタです!たまにお店様からクラちゃんって呼ばれることがあります。(新潟の苗字なので関西ではあまり聞かないかも…)高校から今までずっと美術・デザイン系を専攻して生きてきたのでそれなりにデザインが好きです。制作実績の投稿数も私だけめちゃくちゃ多いのはそのせいですかね…???そんなことはさておき、バナー作ってみたので是非見ていってくださ~い!▼
今回制作したバナー

平野:さすが!綺麗につくって、なおかつインパクトある見栄えのいい出来やね。
倉又:あぁ、はい…。
平野:…。
倉又:…。
平野:…………。
とりあえず色々聞いていこう!
制作時に気を付けたこと・こだわり
平野:制作時に注意したポイントはどこかな?
倉又:まずは目に留まるデザインにしたかった事です。
平野:「目に留まる」とか「目立つように」といったオーダーはよくあるけど、今回それはどういった部分で表現してんのかな?
倉又:「呼べるメイド」というキャッチコピーに一番凝りましたし、ここで表現しました。
平野:確かにストレートにメイド店であることは分かりやすい内容やね!あとは加工も作り込みを感じる内容やね。
倉又:ツヤツヤにしてバナー内でも差別化しています。
平野:他のデザイナーもそうやけど、コンセプトイメージの強いデザインは配色が全体通して同系色で近しくなっていくよね~。そうなると本来差別化が難しくなっていくけど、加工できっちり差別化ができてるね~。
倉又:そうですね。それと24時間営業が感覚的に見てわかるように看板チックなモチーフにして配置しました。
平野:確かに他メンバーに比べて営業時間をポイントに分かりやすく可視化されてるね!あんまり大きく扱っていないデザイナー多かったけど、ここをポイントにした理由って何かな?
倉又:24時間営業しているのはヘブンネットのユーザーにとってメリットになりうるポイントなので、この店舗を推すには必要な情報だと思ったからです。
平野:確かに!いい着眼点!軽視されがちではあるけれど、業種やエリア、営業時間、例えば金額帯とかそういった基本情報的なところはお店選びの際に取捨選択されるポイントだから、ここをどうまとめるかはデザイナーにとっては重要なポイントやね~。
倉又:あとはメイドで連想しやすい「メイド喫茶」はお客さんが来るものであるのに対して、デリヘルはそれと対比できるができるのが面白いポイントでキャッチコピーを強調する内容としてサブキャッチにしました。
平野:確かにその対比という観点も倉又さんならではやね。ちなみ写真のセレクトには気を付けたところはある?
倉又:色んなポーズがあったんですけど、上半身だけでもメイドと認識しやすいかどうかで選びました。
平野:上半身に限定すると写真を寄りで大きく使えるもんね。さらに他デザイナーと比べると写真の使用枚数が多いのもポイントかなって感じたんやけど、ここはこだわり?
倉又:あれ?他のデザイナーはしてないんでしたっけ?
平野:うん!これは意外やけど倉又さんだけやね。
倉又:本当は複数人の女の子で在籍の多さとか層をアピールできるのが理想です。差し替えもしやすいので、今回みたいな依頼だった場合は修正として後からお写真をいただいて差し替えることも考えています。
平野:そこまで考えて提案してくれるんやね。それは別の女性の写真も用意して差し替えを頼みたくなるね。
倉又:何も1回のやり取りで全てが終わらなくてもいいかなと…。
平野:あと気になったのは、これも他に比べてユーザー導線のアウトプットを分かりやすく用意している点かな。女の子一覧にリンクしているけれど、これはなぜ?
倉又:1枚目のスライドに掲載するなら、ただただコンセプトだけを入れるより、導線を引いた方がバナーとして効果的だからですね。
平野:ヘブンネットのユーザーの多くは店舗トップを閲覧したあと、女性ページに行くことが多いもんね。つまりユーザー思考的に店舗ページから離脱しにくいように導線を引いていると…。
倉又:それにリンクがあると分かりやすくするために、バナー全体は淡い色で構成されている中、黒色で分かりやすく差別化しています。
平野:全体通して色々考えられているし、高いレベルでまとめられてるように感じるね。
デザインを解説
色々聞きましたが、平野個人として感じたいいポイントを解説させてもらいます!(わかりにくいかな…?)

①キャッチコピーが動的に不規則なレイアウトであるにも関わらず、まとまりを持って組まれている。
→通常は縦、横一列に書く方が文字は読みやすいところを、あえて崩すことで視線をキャッチしやすく差別化ができている。
②さらに日本語は縦読みができるため右側を一段高い位置にレイアウトしているのは秀逸。これが1つのキャッチであることを加工だけでなく、レイアウトによっても読みやすい処理がされている。
③上記だけだと左上がポッカリと空いてしまってデッドスペースになりかねない所を、上手く店舗情報をユーザー側のメリットとしてアピールできている。
④下部に花やリンクボタンのある白い帯を横いっぱいに配置するなどして、天地で重心の位置を意識できていて、下部が重く(細かい要素が多い・スペースが少ない・配色が暗め)上部が軽い(要素が少い・スペースがある・配色が明るめ)のため窮屈さを感じない処理がされている。
①は本来のセオリーから外れた難しい処理や配置をしているけれど、②④とセオリーに沿って基本がしっかりできているので、上手く全体をまとめれていますね!
どういう依頼が作りやすい?
平野:どういう風に依頼を貰えると作りやすいとかある?
倉又:参考画像があればうれしいかな~ただ配置とか指示が細かすぎると、作りにくくはなってしまうんですが、雰囲気や望んでいるイメージが可視化こちら大変助かります。
平野:逆に困ったような依頼とかはあった?
倉又:制作サイズに文字量が多すぎたりするとユーザーにとってどうしても読みにくくなってしまったり…という事はありました。
平野:文字量も相談してもらえたり、適切に割愛させてもらうと伝わりやすいバナーになることもあるよね。
倉又:あと1件のご依頼で多くの枚数を頂くことが多いのですが、スケジュール確保の際1日丸々確保が必要になってしまって、どうしても先のスケジュールになることがあるので、可能であれば小分けにご依頼いただくとスケジュールの調整がつきやすく、比較的早めに対応できる場合もあります。
平野:スケジュール調整ではどうしても、そうなってしまうよね。
まとめ
今回は倉又麻衣佳の制作物を紹介致しました!
倉又はデザインの虫と言っていいほど制作すること自体を楽しんで行っているのが印象的なデザイナーです。他先輩に引けを取らず色んな引き出しや技術の幅があるのが特徴ですね。
彼女が入社したての頃、「何の仕事をしている時が一番楽しい?」と聞いたら「制作実績を掲載すること」と言ったことは驚きでした。こう言うくらい制作実績の更新頻度はかなり頻繁なので、よければ一度ご覧になってみてください。
また機会があれば指名でご利用してみてください!